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海外自動車部品生産拠点の競争力分析

自動車部品サプライヤの海外生産拠点の競争力分析

課題

お客様は、グローバルでの生産体制を整えておりましたが現地生産拠点の一部でコスト競争力が低い拠点がありました。

現地調達の割合も進んでおり、かつ日本の拠点と比べて高コスト体制でもなかったのですが、市場競争力で後れを取っておりました。

その状況について、正しい情報を把握し、本当に対応すべき課題が何かを見極めて競争力の向上に繋げていきたいと考えておりました。

そのため、まずは第一歩として正しい情報をなんらかの手段を通じて集める必要がありました。


ソリューション

コスト構造を分解し、原材料費と加工費を集中的に分析していく方針を設定しました。

原材料費は大手から中堅の原材料メーカーに契約条件と標準金額を一通り調査しました。また、原材料の調達条件として、原材料に様々な加工を加えることで料金体系が変わってくることからその条件別での料金体系についても調査しました。

その結果、加工の一部を内製することでトータルコストを抑制し、かつ、品質の安定にも資する取り組みがあることを突き止めました。

更にそれを実現して競争力を高めている現地競合企業が存在することの裏どりもできました。


成果

競合と比べて明らかにできていない施策がある事実に基づいて、社内プロジェクトが発足し、新たな取り組みを進めていくこととなりました。また、日本の生産拠点と比べるのみでなく現地競合との比較を徹底していくことも原則となることとなりました。国際競争力を高めていく上では必須の取り組みに繋がった結果は非常に喜ばしいことです。

プロジェクト概要

3か月

プロジェクト期間

5名

プロジェクトメンバー

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